Ghelamco Arena LED Wall Art / ゲラムコ・アレナのLEDアート

久保裕也が移籍したので、KAAゲントのゲラムコ・アレナの名物、LEDウォールについて触れます。

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2013年にこけら落とし

2013年7月に、シュツットガルトとの親善試合でオープンした、ゲラムコ・アレナ。契約はその10年前の2003年に、前スタジアムのユレス・オッテン・スタディオンの老朽化と騒音問題により移転を検討していました。2006年にゲント郊外の旧卸売市場の跡地に新スタジアム建設が決定し、当初は2010年夏にこけら落としの予定だったが、周辺地域の環境問題の解決や、資金調達が難航し、完成が3年も遅れました。スタジアムはユレス・オッテンの12000人から、20000人にグレードアップしました。

スタジアムの正式名称は、中世フランドル都市連合を率いた偉人、ヤコブ・ヴァン・アルテヴェルデから、「アルテヴェルデスタディオン」。命名権はベルギーの建設会社ゲラムコ・グループが取得し、「ゲラムコ・アレナ」になりました。

エコと多機能を意識したスタジアム

スタジアムは、13000㎡の太陽光パネルに、雨水利用と環境に配慮。スタジアムと隣には、ゲラムコグループ所有のオフィスが設置。スタンドの下には、カフェ、レストラン、イベントルーム、フィットネスルームがあり、オランダのスーパーマーケットチェーンのアルバート・ハインも入り、昨今に建設されたサッカースタジアム同様、エコと多機能を意識した作りになっています。

V-Formation – Ghelamco Arena Run from V-Formation on Vimeo.

試合開催日以外では、スタジアムツアーも随時開催。ランニングイベントがあり、試合日には立ち入ることができないピッチの周りや客席を走ったり、スタジアム内の広場でフットサルや体操などの教室も行っています。

無数の照明効果を作り出すLEDウォール

使い方は多種多様。トルコのテロ事件の哀悼の意を示したり、国際親善試合で国を表現したり、試合経過をモニタ代わりに表現したり、スポンサーの宣伝、イベントの告知まで、あらゆるものが表現できるようになりました。毎年、街を挙げて、光の祭典を行っているゲントらしいスタジアムだと思います。


スタジアム建設してからは、観客増もあり、予算規模が倍以上になったと言われています。ほとんどの試合でチケットが売り切れ、今はなかなかチケットの入手は難しいですが、公式サイトの方々に問い合わせるなり、是非多くの方に行っていただきたいと思います。

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